アメリカ人の宗教

アメリカ人の宗教

日本人は基本的に仏教徒と言われていますが、日常生活で仏教徒であることを意識することは少ないでしょう。
ところで、アメリカ国民はどんな宗教を信仰している方が多いのでしょうか。
ここではアメリカ人はどんな宗教を信仰しているのか、また、どれくらいの割合かをご紹介します。
アメリカ人の宗教観を理解することで、お互いに寄り良い関係が築けるでしょう。

※この情報は変更することがありますのでご注意下さい。

宗教別の割合はどれくらい?

宗教別の割合はどれくらい?ここで、アメリカ人はどんな宗教を信仰しているのか、割合を見てみましょう。近年の調査によると、

プロテスタント・・・約50%
カトリック・・・約25%
無宗教・・・約15%
その他(モルモン教・ユダヤ教・イスラム教・仏教・ヒンズー教など)・・・5%

となっています。圧倒的に多いのが、キリスト教の宗派であるプロテスタントとカトリック。キリスト教には多くの宗派がありますが、この2つを信仰する人が圧倒的に多いことが分かります。

プロテスタントとカトリックはどう違うの?

日本人からすると、「同じキリスト教」に思えてしまうプロテスタントとカトリック。違いがいまいちピンとこない方も多いのではないでしょうか。

●プロテスタント

プロテスタントの中にも色々な宗派があり、神と個人が直接関係を持ってやり取りができる、という考えです。そして、聖書こそが世界で唯一頼れるものとされています。
個々の教徒や教団によって異なる考えを持っているので、バラバラでまとまりがあるようでない、と感じる方もいます

●カトリック

ローマ法王を頂点とした、一大組織を指します。神父さまが神と個人を仲介してくれる、という考えです。伝統を重んじ、ピラミッド型の組織構造を持っています。強い一点集権主義に、ちょっと古めかしいと感じる方も多いです。

一般的に日曜日に礼拝に行くことは同じ。聖書を読み、イエス・キリストを拝んで、心の拠り所とするのも同様です。プロテスタントは一番の権威を神と聖書としていますが、カトリックは神と教会−ローマ法王としています。

無宗教が増えている

近年は、どの宗教にも属さない人が増え、20代の若者に限っては3割以上が無宗教とも言われています。特にアジア系アメリカ人や、ヒスパニック系アメリカ人に多くみられます。

パートナーでも異なる宗教観

近年は夫婦・カップルやパートナー同士が同じ宗教ではないケースが増えています。昔のように、日常生活に宗教を取り入れることが少なくなった可能性が高いです。

その他の宗教

日本人からすると、「同じキリスト教」に思えてしまうプロテスタントとカトリック。違いがいまいちピンとこない方も多いのではないでしょうか。

●モルモン教

キリスト教プロテスタント系の新興宗教です。旧約・新約聖書の他、モルモン書という本も聖典とされています。

●ユダヤ教

古代、中近東地域から派生したユダヤ人の宗教です。メシア(救世主)信仰が特徴です。

●イスラム教

アフリカ・中東地域で派生した宗教で、アッラーフ(唯一絶対の神)を信仰します。最後の預言者ムハンマドを通じてひとびとに下されたコーランの教えを信じています。

●ヒンズー教

インドから派生したと言われ、バラモン教が元と言われています。多数の神や崇拝形式を合わせながら形作られていった宗教です。

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